【はちくまRPGの設定について】

魔神について
はちくまRPGには、初代かのGから本作冥異伝に至るまで「魔神」の設定が継承されている、この魔神設定ははちくまRPG全作品のシナリオの本筋でもある
以下、えあG攻略本で解説されている魔神の設定を合わせて解説、魔神の設定に関してはこれを引き継いでいる。
・魔神とは、はちくまで言うところの神、天使、悪魔などをひっくるめての通称であり、物語の舞台である地上(物質界)ではなく、人間とは違う世界(別次元)に住んでいる、TOKで登場した「エリシオン」もあくまで魔神たちが住む一部の世界である。
・たびたびはちくま作品に登場する魔神たちは基本的にワームホールという次元の扉を通過して物質界へと姿を現す。
・物質界では、魔神は本来の力を出せないため弱体化する(TOKムーンライトの発言もこのことを示している)。ただし一定のエネルギー量を消費すれば完全な具現化も可能らしい、かのGでは街一つのエネルギーを使ってノヴァが完全具現化を果たした。TOK前半で全力を出せなかった3魔神はエリシオンでは驚異的な強さを見せた。
・魔神は基本的に物質界では不死身の存在である、物質界に現れる魔神は身体の一部のため完全に殺すことは出来ない、物質界に現れた魔神に対しては「封印」をするなどして呪縛させるしか有効な手はないが、すぐに破られてしまうため時間稼ぎにしかならない。冥異伝での久瀬が神社で霊夢たちに言っていた内容とはこのこと。(TOKでのムーンライトたちも同様のことを発言)

以下階級について

階級
皇帝「サタン」(未登場)
第一階級魔大公「プリンス」(未登場)
第二階級魔王「ディアブロ」(未登場)
第三階級魔将軍「ジェネラル」(未登場)
第四階級魔貴族「デーモンロード」
第五階級下級魔神「レッサーデーモン」
第六階級獣魔「デュース」
番外「翼人」
番外「密教の神々」
番外「あのお方」(未登場)


第六階級「獣魔」魔神の中でもっとも知能が低く獣並といわれている、魔神の世界の住人であることから魔神のカテゴリーに辛うじて入る程度の能力。
はちくま作品では、雑魚敵のデュース等種族が魔神になっている雑魚敵全般がこれに属する。
第五階級「下級魔神」魔神で言うところの下っ端の兵士がこの第五階級魔神、だが見るものを圧倒する獣並の体力に加え恐ろしい魔力を持つ。
五階級は非常に幅が広く、力しか能のない兵士(雑魚敵のレッサーデーモンなど)や指揮官クラスまで存在する。
このクラスから物理攻撃&魔法攻撃を半減する「退魔障壁」(神霊結界)を持ち、退魔効果の付いている攻撃でないと与えるダメージは限りなく低くなる。
はちくま作品では、本作冥異伝で登場した魔神三人衆「アームストロング、ホチキス、クルップ」の三人がこの五階級になる。また、えあGでの少年クローン(ラグランジュ)やデビルリバース(太古の魔神)、えあG&TOKで登場したフレイザードなども含まれる。
第四階級「魔貴族」魔神のエリートであり第五階級魔神を遥かに凌ぐ力を持つ、多数の部下を引き連れ物質界での脅威となりえる存在。
公爵、侯爵、伯爵、子爵、男爵の位を持つ魔界の将校でもある彼らに退魔士なしでの撃退は非常に難しい。
はちくま作品では、かのG〜TOKまで登場した御馴染みの三魔神「ノヴァ、カオスクイーン、ムーンライト」がこれに適応する、三魔神を部下に持つゾディアックもこれに含む。本作の久瀬曰く、ホチキスたちが三人で戦えば四階級に匹敵するほどの力らしい。
第三階級「魔将軍」魔界の軍団の将軍たちがこれに入る、指揮する軍団が脅威な上に将軍本人の強さも恐ろしい程巨大。
五階級までの退魔障壁とは比べ物にならないほど驚異的になっており、物理攻撃&魔法攻撃は完全に無力化されてしまう、彼らを倒すためには魔神殺しに必要な退魔武器が必要であるが数はかなり限られるらしい。
はちくま作品では今のところ未登場、しかし冥異伝の中を見てみると魔将軍「スリーダイヤモンド」の名前が表記されており・・・・・
第二階級「魔王」魔界を統べる王、古来より人間の敵とされ進撃を食い止めるべく人類が総出となって食い止めてきた。
巨大な退魔障壁を持つため、退魔武器を使用しない限りは勝負にすらならない力を持つ。
はちくま作品では今のところ未登場、TOKの塔の中に封印されていた第二階級魔神は確認されたが復活は阻止された。
第一階級「魔大公」皇帝の位に次ぐ魔神、世界の流れを変える力を持つ「神」。
時代によって多少の変動はあるが、皇帝ルシファーの下には16柱の大公たちがいる。
はちくま作品では未登場。
「皇帝」魔界を統べる長、現在は「ルシファー」が位に付いている。
このルシファーとは、数千年前の天界の抗争に破れ再起を狙って着々と力を蓄えているらしい、「明けの明星」とも呼ばれ、その身体はとても美しい。
はちくま作品では未登場。
番外「翼人」key作品である「AIR」で物語の鍵となる存在の翼人だが、はちくまではこの翼人に魔神の設定を加えている。(皇帝側とは違う種類らしい)
翼を持った一族で「天使」とも呼ばれる、太古の昔に翼人狩りに抵抗出来ず滅んでしまった。(えあGを参考)
退魔障壁は弱いが人の憎悪を吸収する力を持つ、第五〜四階級に匹敵する。
はちくま作品では、えあGとTOKで登場したAIRでも御馴染みの神奈がこれに値する、えあGラスボスである翼人たちもこれに属する。
番外「密教の神々」高野の僧やえあG&TOKに登場したゆきとや裏葉の方術、久瀬のヴァジュラの源が「仏」と呼ばれる魔神である。
「如来」は第一〜二階級相当、「明応」は二〜三階級相当、「天」は第一〜五階級に相当するらしい。
天は密教においては位の低い仏だが、他教では最高神の神々もいるため、第一階級クラスの天もいるという。
はちくま作品では、ゆきとや裏葉の方術、久瀬の御馴染み必殺技であるヴァジュラが仏の源を使用したスペルである。
番外「あのお方」えあGのフレイザードの台詞から本作冥異伝に至るまで、はちくま作品で存在を覗わせる謎の魔神。
今作では三人衆、久瀬、咲夜などの発言からその存在を確認出来る
TOKで塔に封印されていた第二階級魔神が「あのお方」ではないかとの見方もある、はちくま作品での黒幕とも言える存在で現在まで明らかにされていない。


その他
・TOK以降は魔神の敵に対して「神霊結界」が付いている、これが「退魔障壁」のことであり、作中でも退魔属性が付いた攻撃でないと中々ダメージを与えられない、本作でも同様。
・魔神種族の敵は基本的に強く雑魚敵でも防御力が高いため非常に厄介である、本作冥異伝でも魔神種族の雑魚敵は強力なモンスターばかりであり全滅する可能性も高い。
・久瀬派は、主に魔神を殲滅することを目的に結成された組織である。
・久瀬派以外にも、魔神を滅ぼすことを目的とした組織は多いらしい、はちくまキャラの中には魔神を滅ぼすことを目的としたキャラが何人か登場している。
・えあGで初登場した「頼光四天王」もこれに適等するが専門分野ではなく(頼光たちはvs妖魔専門組織)、魔神退治でなら久瀬派のほうがよほど優れているらしい。
・東方のキャラであり本作にも登場している四季映姫・ヤマザナドゥは、やはり魔神の種族となっている。
・本作のホチキスとクルップ曰く「退魔士が1人いたら30人いると思え」「退魔士が集団になると魔王に匹敵する」らしい、流石に過信評価し過ぎな気がしなくもない。

はちくまRPGでの魔神の経歴について

・作品の完全ネタバレなため、把握したい方だけ↓からどうぞ

KanonRPGはちくまデビュー作にして魔神も登場、3魔神である4階級のノヴァ、カオスクイーン、ムーンライト、そしてラスボスであるゾディアックが登場した。
事件の黒幕が魔神たちでありゾディアック復活のために暗躍、久瀬はこの魔神たちの企みを阻止するために行動していた。
ゾディアックは再び呪縛されたが、3魔神は以後の作品でも頻繁に登場している。

AirRPGかのGの続編にしてAIRを主軸に進んでいくため、「翼人」に関する設定が追加、物語は前作の魔神関連も加え観鈴と翼人関係を中心に進んでいく。
3魔神が人間から魔神へとなった経緯が明らかになった。
この作品で初登場した川口さんに寄生している「イェーガ」、MOON.の少年をベースとしている「ラグランジュ」など様々な魔神が登場。
また、EXダンジョンでのフレイザードの台詞から「あのお方」という謎の魔神の存在が明らかに。
発売された公式の攻略本により、魔神の設定がおおかた明らかになった。

ロマカノ今作は魔神が関係していないため、魔神に関しての進展はなし。
一応、久瀬の台詞や装備品の説明からして魔神の設定自体は引き継がれている。

退魔塔神TOK3魔神が再び登場、物語での宿敵として主人公たちの前に現れた。ラスダンである「エリシオン」では、3魔神本来の力を持って闘いを挑んでくる。
フレイザードも登場し、またしても「あのお方」というキーワードを残している。
冥異伝に登場した「ホチキス、クルップ、アームストロング」も登場するが、ただの雑魚魔神扱いであるために本筋ではほぼ関係ない。
今作から「神霊結界」(退魔障壁)という要素が加わったので、魔神に対しては退魔属性のついた攻撃をしないとダメージがロクに与えられなくなった。
EDで観鈴(偽)が塔に封印されていた第二階級魔神「魔王」を復活させようとしたが阻止された、この魔王が「あのお方」なのではないかとの見方もある。

東方冥異伝今作である冥異伝では、TOKで五階級の雑魚3魔神であった「ホチキス、クルップ、アームストロング」が魔神三人衆として出現、鋼の錬金術師キャラの互換で霊夢たちに闘いを挑んでくる。
咲夜、久瀬、三人衆の口からまたしても「あのお方」というキーワード(久瀬は「奴」と呼んでいた)。
クルップは「大統領」と言う謎の人物についても言っていたが、これも誰のことかは不明(恐らく皇帝のルシファーのことか?)。
また、冥異伝のデータの中に「魔将軍「スリーダイヤモンド」という人物が表記されており、これがアームストロングの言っていた三人衆の三位一体の姿なのではないかと言われている。
どのみち、追加ディスクが発売されて完成するまでは全てを把握することは出来ないだろう。


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